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「女性でカメラマンって、体力とか環境的に厳しくない?」

2018.05.23 制作技術

「女性でカメラマンって、体力とか環境的に厳しくない?」

女性でカメラを担当していると、こんなことを聞かれることがよくあります。
たしかに、カメラマンには"体力勝負"や"男社会"といったイメージもありますし、わたしも現場に来るまでは、環境が分からず不安に思うことがありました。

入社前からカメラを志望していたわたしが、インターネット技術に関わる非現場の部署を経て、念願だったカメラに異動してきてもうすぐ1年。今回は、わたしのカメラデビューまでの道のりと、現在の様子についてお伝えしたいと思います!

いきなりですが、"女性カメラマン"とはいえ、カメラマンとして必要とされることに性別は関係ありません。まずは扱うカメラ機材に慣れること。
スタジオカメラ班に異動してから、同じタイミングでカメラに配属された先輩や後輩と一緒に空き時間のスタジオを使用してカメラの練習をしてきました。

スタジオで扱うカメラには、可動式の台に重たいレンズとヘッドを乗せた「ペデスタルカメラ」や肩に担いで使う「ハンディカメラ」、カメラを装着したクレーンを操作する「クレーンカメラ」などがありますが、これらは普段皆さんが使うようなカメラとは操作方法や仕様が異なります。

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ペデスタルカメラ ハンディカメラ クレーンカメラ

ペデスタルの操作やハンディカメラを担ぐ時の姿勢など、体格などによって扱うときのコツが異なる部分も多いため、まずはそれぞれのカメラの特徴を学びつつ、女性の先輩にもアドバイスを頂いたりしながら操作を身につけていきます。

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学生さんたちがスタジオ見学に来る日もあり、学生さんたちの視線を浴びながら練習することもありました

そして現場での研修。

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  カメラマンの斜め後ろに立ち、
画面を見ながら何を撮っているか観察します

先輩カメラマンの後ろに付き、実際にカメラをどのように操作し、いつどんな画を撮っているのかをじっくり観察します。
カメラマンは、"集中力"、"瞬発力"、"判断力"、"想像力"、"コミュニケーション力"など、様々なを駆使しながらカメラを操作しています。

先輩たちがどんな場面で何を撮っているか、現場でどんなことに注目・注意しているかを観察し、"実際に自分がカメラを操作していたらどんな画を撮るか"をイメージすることは、とても大切な練習の一つです。

担当するカメラの役割を勉強した後、今度はリハーサル時などに自分でカメラを操作するようになります。実際に自分が操作してみると、後ろから見ているだけでは分からなかった発見も沢山あり、多くの刺激を受けます。

他にも、機材について勉強したり、その場のカメラの状況をイメージしながら 番組を繰り返し見てみたり、番組で使用する台本をカメラマンが扱いやすいように整理してみたりしながら半年ほど過ごし、昨年の秋から現在までに「news every.」のお天気コーナーや「ヒルナンデス!」などでカメラを担当させてもらえるようになりました!

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話は戻って、実際に女性カメラマンとして現場に立ってみると「女性だから現場が厳しい」と感じることは殆どありません。

現在NiTRoのスタジオ班には、わたしを含め3人の女性カメラマンがいます。また一緒に働く技術会社にも、カメラマンやアシスタントの女性は何人もいます。女性の方が多い現場の日もあり、いつか女性技術だけが揃う日があるかも、とわくわくすることもあります。

たしかに体力的な面で言えば、男性カメラマンには敵わないかもしれませんが、女性だからこそ気付いたり撮ることができたりする画もありますし、女性ならではの視点について、意見を求められることもあります。
現場における性別の違いは、「個性」として捉えられているのだと感じています。

今は思うように撮れず、怒られたり悔しい思いをしたりする日も多々ありますが、毎日必死で頭と身体を使ってカメラができることはとても楽しく、やりがいがあります。今後もこのチャンスとわたしの個性を活かし、カッコいい女性カメラマンとして活躍できるよう精進していきたいと思っています!!

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憧れの音楽番組の研修でカメラを触らせてもらい
テンションが上がる筆者