REPORT 現場リポート

ニューヨークカメラマン日記 Season3 Volume1

2023.08.01
制作技術・報道技術

 

 

■ 前任 相馬から一言

約4年前の2019年5月。ニューヨークで行われた【令和改元イベント】から始まったニューヨーク・カメラマン生活も、幅広いジャンルの取材や国々、アメリカ×コロナを乗り越え、無事に任期を全うし、アメリカを後にしました。今後は私の信用している後輩が想いを繋いで、私以上に職務を全うしてくれると確信しています。今まで拙い私のブログにお付き合いいただきありがとうございました。
早速ですが、小松ニューヨーク・カメラマンよろしく!!!!

 


 

 

■ 新時代の幕開け!?

はい!! ここからは、後任の小松が担当させていただきます!

私は、海外で生活した経験もなければ、アメリカに行ったこともないという状態で、ニューヨークにやってきました。英語もあまり得意ではなく、「ちゃんとやっていけるのだろうか?」という不安と、「アメリカの風を感じたい!」という期待の入り混じった状態で、新生活をスタートしています。

 

■ まずは衣食住

ニューヨークに来て最初に取り組んだのは、生活環境を整えることでした。
海外では特に、生活が安定していないと、良い仕事はできないと思います。
今回は、今までとは違い、前任者の住居をそのまま引き継ぎました。
住居の契約者が変わる手続きはあまり一般的ではないのかもしれませんが、日本にいるときからブローカーとやり取りを行い、周りのサポートもあって、無事契約することができました。

 
ベランダでもくつろげそうです

 

そのままスイッチでしたので、⼊居時にほとんどの家具がそろった状態です。
すぐに⽣活が始められ、買い出しなどの⼿間を考えると、かなりありがたかったです。
今後どのように⾃分好みにカスタムしていくかが、今の楽しみです。

そして、⼤事な「⾷」の部分ですが、やはりニューヨークは物価が⾼く、
⾃炊することが「節約」するための⼤事なファクターとなりそうです。
⽇本でも料理をしていたので、ある程度⾃信があったのですが、
家についているコンロはアメリカあるあるの電熱線︕
⽕加減にまだ慣れていないので、初めてご飯を炊いたときは、少し焦がしてしまいました・・・。
これから調整していきます。


■ ニューヨークで撮影するということ

業務の⽅はと⾔いますと、到着翌⽇に、いきなり取材に出ました。
ニューヨークにオープンするkawaii(カワイイ)をテーマにした寿司店での取材でしたが、⼊国して24 時間後、ほぼ⽇本⼈としか会話していない状態で臨んだ撮影は、ニューヨークにいるという実感もないまま臨んでしまい、アメリカでの⽇本⽂化の受け⽌めなど⼗分に表現できず、あまりいい結果にはなりませんでした。
ニューヨークについて⾃分でもっと体感し、アメリカを感じてもらえる映像を撮影できるように、探求していきます。

 


寿司店とは思えぬポップな店内

 

また、撮影するにあたって、各種パスの申請も⾏いました。ニューヨークには国連本部があり、
そこでの取材パスも、無事にゲットできました。
秋には、国連総会も控えていますので、どんどん取材していきたいと思います。

 


国連前でパスを持って記念写真

 

■ ⽀局は少数精鋭部隊

⽀局スタッフの数は本社に⽐べると極端に少ないため、⼀⼈に課せられる業務は多岐にわたります。カメラマンも現場取材だけではなく、中継やスタジオカメラ業務も⾏っています。
ニューヨーク⽀局には、タッチパネル式のホワイトボードがあり、それを使って、スタジオ解説のような撮影を⾏うことができ、先⽇、そのボードを使って、⽇テレニュース24の番組内で、ニューヨークから東京に向けて記者解説の中継を⾏いました。
O.A.上は、まるでスタジオで解説しているように⾒えますが、実際は⽀局の⼀⾓から中継していました。限られた⼈員・機材の中で、⼯夫をしてクオリティの⾼い映像を届けています。


O.A.ではスタジオ解説みたい


実際は⽀局の隅で中継

 

今後は、少数精鋭部隊の中でマルチに活躍できるように、撮影だけでなく、編集やニュース原稿作成にも⼒を⼊れて、⽀局員として成⻑していきたいと思います。

はじめは不安だらけだったニューヨークでの⽣活ですが、この数週間で、環境にも慣れ始め、住み⼼地も良くなってきました。
私が⼤量に調理器具などを購⼊していると、店員さんが「引っ越したばかりなの︖」、「がんばれよ︕」など声をかけてくれて、おまけで商品をくれたこともあり、⼈の温かさにも触れながら、楽しく⽣活を送っています。
これからも、そんなアメリカでの仕事と⽣活の様⼦を、こちらで随時お伝えしていきます︕
よろしくお願いします。

 


引き継ぎを終えて
最前列左が筆者、右隣が前任の相馬カメラマン 

 


 

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