REPORT 現場リポート

Freshman's Report 2021 Vol.1 「制作技術部 音声」

2021.10.07
制作技術・報道技術



新型コロナウィルスが猛威を振るっていた2021年春、NiTRoでは5名の新入社員を迎えました。
今年は入社前からのオリエンテーションこそリモートでの実施となりましたが、4月1日の入社式以降は密を避けながらも、実際に出社しての“リアル研修”を行いました。
そして、2か月に及んだ研修も終わり、6月1日に晴れて新部署に配属されました。
そんな彼らのFreshman's Reportをお届けします。


 

■ はじめに
2021年新人リポートの第一弾は制作技術部 音声の三原が担当します。
どうぞよろしくお願いいたします。
私は入社するまで地元福岡から出たことがなく、また学生時代には映像に関して全く学んできませんでしたが、それでも小さい頃からテレビっ子で、憧れだったテレビの技術の仕事をしたいと思いNiTRoに入社しました。
そして現在は、音声配属ではありますが、カメラアシスタントとしても業務に当たることもあります。そこで、私からは制作技術部に配属されてから特に印象的だった業務と近況についてお伝えしようと思います。

■ 初めてのゴルフ中継業務
9月。制作技術部に配属されて初めての出張となったゴルフ中継の業務。
担当業務はカメラアシスタントということでワクワクと不安でいっぱいでした。

その中で私が任された仕事は、高さ15mくらいのイントレと呼ばれる”仮設の足場”に上って、ワイヤレスカメラから飛んでくる電波を受信するという業務でした。
うまく受信できなければ映像を放送することができないため、地図で地形を確認し、指示を聞き漏らさないように集中して業務を行いました。
少ない情報の中で、アンテナを動かすことが難しかったです。
また、高所ということで安全のためのヘルメットや安全帯を装着する事と、物を下に落とさないように注意することなど、「想像していたテレビの仕事」とは違っていましたが、普段経験することができないことばかりで楽しく業務を行うことができました。


今回作業を行ったイントレ (仮設足場)

今回のゴルフ中継を経験して、業務を行うには専門的な知識だけではなく、その現場ならではのルールも知っておく必要があるということも学びました。
「ゴルフでは選手がアドレスに入ったら動いてはいけない」など、知らないとプレーを邪魔してしまう可能性があります。そのためにテレビの技術的な専門の勉強だけではなく、競技のルールなども勉強しなければなりませんでした。
幅広い知識を身に着けていくことで、どんなことにも対応できるようにしていきたいです。 


イントレ上で作業中の筆者

■ 近況報告
その後9月に音声配属となり、「音声知識0」の状態からのスタートとなりました。現在は新たに音声の知識や音声機材を覚える日々を過ごしています。
また、最近では4chミキサーを使ってたくさんの種類のマイクの音?を実際に聞き、それぞれのマイクがどんな風に聞こえるのかを勉強しています。
マイクの種類によって音の録れる広さや指向性が違うこと、マイクの位置が少しでも変わるとクッキリした芯の部分がない音になってしまうことなど日々新しい発見や学びがあり、少しずつ覚えていく毎日を過ごしています。

■ 最後に
コロナ禍での入社から、制作技術部に配属されて早4か月。あっという間に日々が過ぎていきました。
9月に音声に配属され、分からないことばかりの毎日ですが、機材を覚えていくうちに、「音」の魅力に惹かれていきました。
そして「今の自分には何ができるのかを考えること」「先を読んで行動すること」が大切だと感じました。
その中で先輩方がどんなことをしているのかを観察しながら、1日1日を大切に、出来ることを増やして、音声として早く仕事ができるよう日々努力していきたいと思います。


筆者


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