REPORT 現場リポート
Freshman's Report 2024 Vol.8「制作技術センター 報道技術部 スタジオ音声」
■ 初めまして!!
Freshman’s Report第8回は佐藤が担当します!
大学では放送学科で音響技術について学んでいたため、漠然と“テレビの音に関わる仕事ができたらいいな〜“と思っていました。
NiTRo入社後の研修で様々な業務に触れながらも、一番心躍るのは音に関わる分野だったため、音声として志望を固めていきました。
そんな私が1年目で配属されたのが【報道技術部・スタジオ音声】!!
右も左も分からず不安いっぱいで配属日を迎えてから半年以上経ち、研修期間を終えて現場にも慣れてきました。
今回のレポートで、報道の現場について少しでも知ってもらえたら嬉しいです!
■ 報道ってお堅そう…
みなさんは“報道“と聞いてどんな現場を想像しますか?
私が配属前の研修で見た報道フロアは、生放送真っ只中の緊張感あふれる現場でした。
正直、「自分がここに配属されることはないだろうな」と思うほどに精錬されて見えました。
実際に配属されてからの感想は、「思っていたよりもゆるい!」
これは悪い意味ではなく、災害等の緊急時にいつでも対応できるシステムが既に構築されているため、生放送以外の待機時間は和気あいあいとした空気を感じます。先輩方との雑談の中から学びになることも多いので、部署を超えて話を聞きに行くことを心がけています。
みなさん優しく声をかけてくれるため、年代を超えて会話が弾むので楽しいです!
ブームマイクの練習をする筆者
■ 報道フロア音声の仕事って?
現在私が担当しているのは、生放送のニュース番組(ストレイトニュース、news every.など)のフロア音声業務です。
演者さんに渡すピンマイクの管理はもちろん、生放送だからこそ、多くの予備マイクの準備をします。何があっても放送を続けなければならないというニュース番組独特の緊張感の中で、予備の大切さを学びました。
私が今練習しているのは、大きな竿の先にマイクを付けている“ブームマイク“の扱い方です。
照明の影や画角の見切れを気にしながら演者の声の芯を狙う作業は何度やっても難しいものがありますが、いざという時のために練習を重ねています。
演者さんにピンマイクをつける練習
また、サブコンでの業務についても学んでいます。特に中継がある場合は、円滑に進行するためにミキサーの補助として動かなければならず、毎回とても気を使います。
回線や系統についても理解していなければならないため、文系の私にはとても難しく、頭がパンクしそうな毎日です。優しい先輩方が分かるまで教えてくださるので、今後もめげずに学び続けていきたいです。
少しずつですが、ミキサー卓周りについても学び始めているので、将来はミキサーとしても活躍できるように精進して参ります!
予備マイクはどれでしょう?
■ 学べるのは技術だけじゃない!
最後に私が伝えたいことは、報道技術部で学べるのは技術だけじゃないということです。
報道フロアに来てから、国内のみならず世界中の情勢について知る機会を得ました。
また、事件・事故の速報を行うのも報道の大事な役割ですが、強盗や火事が増えた時期に祖母から「ニュースを見たから、普段以上に気をつけるね」と言われた時、実際に視聴者の方に届いていることへの嬉しさと同時に、高齢者などに対しての注意喚起としてきちんと機能しているのだという報道の重要さを知り、身の引き締まる思いがしました。
今後も何が起きても冷静に対応できるように、楽しめる時は思う存分楽しみながら勉強していきたいと思います!
筆者 推し活にも励んでいます!