REPORT 現場リポート

Freshman's Report 2023 Vol.4「制作技術センター 制作技術部」

2023.12.12
制作技術・報道技術

 

■ はじめまして!
2023年Freshman’s Report第4回は「ねーたん」こと 根本 聖也 が担当いたします。
私は、専門学校でテレビ放送のカメラについて学び、現在は制作技術部の映像(カメラ)で勤務しています。
今回のレポートで、カメラマンを目指す1年目はどんなことをしているのか、簡単にお伝えしていきます!
 

■ 入社から現在まで
2023年の6月に希望していた制作技術部に配属されてから、あっという間に半年が経ちました!配属後、最初の2週間はカメラマンや先輩カメラアシスタント(以降CA)さんから機材の扱い方や現場での動きなどを細かく指導していただき、現場に出るための準備を行いました。
正直、専門学校では学べなかったことも多くあり、初めての機材に苦戦も多くありました。
そしてついに現場、現場に出てからは、あっという間の毎日が始まります!
 

■ NiTRoの映像業務とCAってどんな事をしているの?
NiTRoの映像業務は大きく分けて2つあります。
歌・バラエティなどスタジオ業務がメインの【スタジオ班】、スポーツやイベント中継・番組ロケや情報系取材の【取材・中継班】があり、私は【取材・中継班】に属しています。
取材・中継では、サッカー・野球・ラグビーといったスポーツ中継や音楽などのイベント中継。Going! Sports&Newsやnews zeroなどのスポーツ取材、ぶらり途中下車などの取材ロケ、ドラマなどの業務を行っています。

 

■ 中継業務のなかで、CAはどんな事をしているの?
みなさんが普段見ている野球中継は、数台〜十数台のカメラを使用して放送されています。そこで使用するカメラや、カメラから中継車まで繋がっているカメラケーブルを準備してセッティング。本番中はカメラマンが良い画を撮るために移動するので、スムーズに移動出来るようにカメラケーブルを捌いています。
ゴルフ中継では、写真のように沢山のケーブルを持ってコース上を走り回っています!笑
ゴルフ中継で一番驚いたのが、中継車から1台のカメラまでのケーブルの長さが、なんと1kmもあったことです。このケーブルを選手やギャラリーの邪魔にならないように、木の上に吊ってカメラまで繋げていきます!

 

 


ゴルフ中継でのCAの様子

 

■ 取材ロケ業務でのCAはどんな事をしているの? 
取材ロケでは、カメラのバッテリー管理や収録したディスクのチェック、音声ミキサーとマイクを使って
インタビュー、物撮りなどの照明もCAのお仕事です!
取材ロケでは機材準備が大事で、「故障はないか」「ディスクに収録できるか」など、細かくチェックすることが大切です!少しの気の緩みでチェックを怠ると、撮影が出来なくなる等の事故が起きてしまいます。
撮影現場では収録の合間にバッテリーやディスクを交換するのですが、交換のタイミングを察し、素早く準備・交換を行う事で、収録の進行を妨げずに演者さんやカメラマンも気持ち良く撮影できます!
CAも音声として収音を行う現場があり、上手く音が取れているのか不安になることもあります。
配属されて最初の頃は、どこに行っても初めての現場になるので、右も左も分からない事だらけですが、カメラマンや先輩CAさんが色々なことを丁寧に教えてくださるので、困ったら何でも聞くという事を大切にしています。また携わった番組の放送の際には、映像をチェックして勉強・反省・ 改善をしていくというのも大切です。
 

 


同期たちと取材インタビューの練習の様子

 

■ チャンスがいっぱい!
制作技術部は「普段はテレビを通して見ているものが目の前にある。」という最前線にいる事をとても実感出来る部署です。そして色々な事にトライするチャンスがあるという事をとても感じます。
実際に私は、8月の24時間テレビでは、琵琶湖の遠泳リレーでドローンのサブオペレーターに!
10月の某ゲームの生配信では、リモートコントロールカメラに!
12月もラグビー中継でドローンオペレーターに!
自分のやりたいことを3つ実現しました!
自分を表現したり、発信して行くことで、自然と周りの人とコミュニケーションが取れたり、そこから新しい発見や学びを得たり、チャンスの機会を与えてくれる方もいます。
そういう環境なので、やりたいことを、怖がらず声に出すことで、実現に近づくと思います。
入社1年目でも活躍できる現場があるので、これからもやりたい事はどんどん発信していきます!

 


配信イベントでのリモートコントロールカメラのオペレート

 

■ 最後に
就活時代、「沢山遊んだ方が良い」と先輩からよく言われていました。
就活している皆さんに、私からも沢山遊んだ方が良いと伝えます。笑
就職までに準備や事前勉強する事も大切ですが、どうしても入社してからでないと学べない事も沢山あります。先輩方に基礎から教えていただけるので、今はたくさん遊んでください!
私は、今、テレビ技術の最前線に立ち、楽しみと共に責任をとても感じています。
ある先輩に「100回現場に出ろ」と言われました。まだまだ分からない事が沢山あります。
たくさんの現場で様々な技術や知識を吸収し、私が映像業界に進むきっかけとなった「誰かの気持ちを動かす」カメラマンを目指してがんばります!
 

 


著者

 


 

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