REPORT 現場リポート

Freshman's Report 2019 Vol.3 「ギリギリだけどワクワクのCVセンター」

2019.10.18
ポスプロ技術・報道編集

2019年度新入社員の牛島です。
入社して半年が経ち、未熟ながらも自分なりに一生懸命日々の業務に向き合っています。 

■ 衝撃を受けたあの光景!
私が配属されたのは報道編集センターCV運用部(以下CVセンター)です。
初めてCVセンターという名前を聞いたときは、何をしている部署なのか分かりませんでした。
CVとは「コンパクトビデオ」の略で、簡単に言うと、ニュースをはじめとする生番組を放送するための素材の収録、編集、送出を行っている部署です。
CVセンターに配属になって最初に衝撃を受けたのは、「news every.」放送時間帯のフロアの慌ただしさです。叫んでいる声や走り回っている姿、床に散乱した原稿など(驚!)
視聴者としてテレビで見ていた時には全く分からなかった、制作する側の大変さを感じました。
今回は、この「news every.」の放送に向けての様子を中心に印象に残ったことをお伝えします。

■ 生放送を支える"熱いフロア"
CVセンターには3つの業務があります。
まず、1つ目は「収録」業務についてです。

現場で取材してきた映像や地方の系列局からの映像などを録画、録音する業務です。これをしなければ、編集も出来ず、オンエアすることも出来ません。そのため、正確さが求められる仕事です。忙しいときには、1人3、4本ずつ受け持って収録をしていることもあり、そのすべての映像に気を配らなければいけないというところに大変さを感じます。
収録の業務では、複数人で二重、三重に何度も確認をして収録漏れが無いようにしている姿が印象的です。確認しすぎではないかと思うほど確認をする、丁寧な姿勢が大切であることが良く分かりました。

 

次に「編集」についてです。

編集は、収録した映像を使い原稿と合わせながら、放送するための映像を作っていきます。CVセンターの中には編集機材ごとにたくさんのブース(小部屋)がありますが、「news every.」の時間帯にはCVセンターすべてのブースが使用されています。
場合によっては編集ブースが足りないときもあり、それほどたくさんの編集マンが「news every.」の放送に向けて編集をしていることに驚きました。
時には放送する5分前まで編集作業を行っていることもあり、ギリギリの中でも冷静に業務にあたる先輩の姿を見て、憧れや尊敬の気持ちも感じています。

 

そして、最後に「送出」です。

送出は、編集後の映像と音声を送り出す業務です。新人の私はまだ送出業務に関わったことは無いのですが、放送に直結する業務なので、自分だったらとても緊張するだろうなと思います。
報道番組では放送中に速報が入ったり、直前での項目変更も日常茶飯事です。特に、「news every.」は放送している映像の本数も多いです。そのため、急な変更にも冷静に対処する能力が最も求められるのが送出の業務なのではないかと思います。送出の業務もいつか任せてもらえるように頑張りたいと思います。

このように、映像の収録から送出までをノンストップで行っているのがこのCVセンターの特徴です。日本テレビの生放送を支える、"最も熱いフロア"であり、在京キー局の中でも希有な存在です。

 

■ 先輩方のようになりたい!
CVセンターでの業務にはスピードが求められ、先輩方は毎日毎日、時間に追われながら業務をこなしていますが、みなさん穏やかな性格の方ばかりです。ピリピリとした中でも悠然と仕事をこなしている姿が、格好良く思え、「私も早く先輩方のようになりたい!」という気持ちで日々学んでいます。
そんな先輩方が口をそろえておっしゃるのが「視聴者の方に一目で伝わる編集をする」ことです。私も今はそれを意識して編集をしようとしていますが、意識しなくてもできるようにならなければと思います。

中学生の頃からの「テレビの仕事がしたい」という夢が叶い、今は一日でも早く一人前として仕事を任せてもらえるようになることを目標に、より多くの知識を吸収していきたいと思います。

筆者


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