REPORT 現場リポート

Freshman's Report 2020 Vol.6 「中継・スタジオ技術部 報道スタジオVE」

2020.12.13
制作技術・報道技術

■ 自己紹介

皆さん、おはようございます!2020年最後の新人リポートは、中継・スタジオ技術部 報道スタジオVEの山岡が担当いたします。よろしくお願いします!
元々テレビっ子だった私は、就職活動中にNiTRoの説明会がきっかけでテレビ技術に興味を抱き、知識はゼロでしたがそれでも働きたいと思い入社しました。入社後は、新入社員研修でVEの魅力に惹かれ、積極的にアピールすることで、希望職種に就くことができました。
そんな私のハートを射止めたVEとは何か? また報道スタジオ技術での近況についてご紹介したいと思います。

■ 業務内容 ~報道スタジオVE~

VEとは何なのか、皆さんはご存じでしょうか?私も詳しく知ったのは配属されてからでした(笑)
VEとはビデオエンジニアの略で、カメラで撮った映像の色味を調整したり、品質管理を行う職業です。そこで今回は現在私が担当している報道スタジオVEの業務についてご説明します。
報道スタジオVEは基本的に副調整室(サブコン)と呼ばれる場所で業務を行います。初めに「グレースケールチャート」というものを用いて事前に色調整を行い、調整したものを番組OA中で更に追い込みます。また番組内のお天気コーナーで使用するお天気カメラの色調整もVEが担当します。
他にもサブコン内で映像が正しく受信出来ているか、送信出来ているかどうかをチェックすることもVE業務の一つです。そのためVEは映像知識だけでなく、放送システムも把握する必要があります。

「グレースケールチャート」を使って調整

■ 近況報告 ~チェックの大切さ~

現在私は研修期間を終え、報道番組(news every.やzero、Oha!4等)のVE業務を行っています。業務を行っていく中で大切にしているのが「チェック」です。
報道番組は常に生放送です。ミスをしないのが当たり前の世界です。そのため何事にも「チェック」することが大切です。先にも述べたように、映像信号の送受信を「チェック」する以外にも、例えば、「news every.」ではコロナの影響でスタジオ外でも撮影を行っているため、貸し出したカメラやケーブル等のOA後の「チェック」も行っています。報道番組はいつも決まったスケジュールで進行するため、どうしてもルーティンワークになってしまいがちですが、ミスなく放送する為に、災害や有事の際でも大丈夫なようにしっかりと「チェック」することを心がけています。

 


貸し出したカメラを「チェック」

■ 皆さんにアドバイス!

これをご覧になっている方の多くがNiTRoに興味がある就活生だと思いますので、そんな方々に一つアドバイスがあります。
それは、コミュニケーション能力を高めておくことです。
テレビ業界には色々な職種や会社が混在していますが、「いい番組を作る」という目標は同じです。そのためにチームワーク力が必要となってきます。私自身人見知りなので結構苦労しています…。
そうならないためにもコミュニケーション能力を高めておくことをお勧めします。

■ さいごに

VEはとにかく「知識」が必要です。研修は終わりましたが、まだまだ未熟で学ぶことがたくさんあります。しかし「知識」が必要だからこそ、その分習得すれば他の部署でも役に立つし、やりがいも強く感じます。
不安なことは沢山ありますが、先輩方から「お前がいてくれて良かった」と言ってもらえるように、これからもVE技術や知識を学び、技術者として日々成長していきたいと思います。


お天気カメラ調整中の筆者


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