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Freshman's Report 2018 Vol.7 「Shiodome19BOXリニア編集」

2018.11.26 ポスプロ技術

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■ はじめに

日が暮れる時間が早くなり、日に日に冬の訪れを感じ始めた今日この頃。2018年度入社新入社員のリポート第7弾は、6月よりポスプロ技術センターポスプロ技術部リニア編集に配属になりました鈴木がお届け致します。
リニア編集とはテープからテープへ映像をコピーしながら編集や、画面上に表示される文字や図形の「テロップ入れ」などの合成をする作業のことです。
今回のリポートでは、リニア編集での仕事を通して感じた、現在の自分の状況やこれからの目標等についてお伝えしたいと思います

■ 配属されて

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  リニア編集室

私は4月から2か月間の研修を経て6月よりリニア編集(オンライン編集)に本配属となりました。 業務用VTRデッキの使い方から、テープの出し入れ等々、様々に覚えることがあり一日一日を大切に、一人でできることを増やしていくことを心がけています。
また、夏ごろからアシスタントとしてバラエティから情報系、スポーツ番組など様々な番組を担当させていただくようになったのですが、どの番組にも共通して感じていることは「コミュニケーションの大切さ」です。編集業務における制作側との会話、アシスタントとしての編集マンとの会話、これらを無くして仕事は成り立ちません。
次に、その「コミュニケーションの大切さ」について、より具体的に触れたいと思います。

■ この半年間で特に感じたこと

この半年間で実際に私が先輩方に教えていただいた中で、特に印象に残っていることについてお話ししたいと思います。それは配属されて間もないころ、フリーの編集マンに「技量は後から、まずは周囲とのコミュニケーションをとることでカバーできることもあるよ」と言われたことです。
一人きりで黙々と作業をするのではなく、常に周りと会話をすることによって、どのようなモノを作っていくのかイメージを膨らませていくことができ、より良いものができるのではないかと思います。
とくに初めて担当する番組や他の先輩がレギュラー担当している番組の代理となる場合などは、過去の放送をチェックしたり、先輩から事前にきちんと引継ぎをして臨むことがとても大事になってきます。

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そして、分からないことや疑問に思ったことは、その都度確認するようにしています。1年目の私は、まだまだ先輩方と比較すると圧倒的に引き出しが少ないので、人の倍以上、話を聞いて、技量を「盗んで」一人前になれるように頑張りたいと思います。

そしてもう1点、大切に感じたのは番組によって立ち振る舞いを柔軟に変えられるようにすることです。生放送の情報系番組においては、放送に間に合わせることを最優先に作業を行います。しかし、バラエティー番組など編集時間にある程度、余裕がある番組に対しては自分自身がどれだけ高いクオリティーを求めて作業できるかが重要なポイントになってきます。
それぞれの番組によって、どのような体制(心持ち)で取り組むのが最善であるかということを日々考えて業務に臨むようにしています。

■ テロップの与える印象

そして、オンライン編集におけるアシスタント業務の1つにテロップなどの文字情報作成が挙げられます。番組の雰囲気を考えつつ、それぞれイメージに合ったものを作成していくのは難しくもあり、それぞれのセンスが問われます。テロップは番組の雰囲気を演出する一つの大きな要素であり、制作側の意図をいかに映像化するのかが、想像以上にハードだと感じています。
例えば以下のテロップのように、おぞましく不気味な印象(上)や、煌びやかで華やかな印象(中) 、文字に模様を入れ、かつ立体的に見せる(下)など、同じ文言であっても色使いや書体、装飾によって見ている人に与える印象は、まるで違います。

番組を見ている人に違和感を与えないことはもとより、より内容に入り込めるようなテロップを作成できるように、プライベートでも意識して様々な番組を見るようにしています。これまで、あまりテロップを気にして見たことがない人も多いと思いますが、それぞれに作り手の意図が込められて作っていることを考えると、今までと違った角度でテレビを見られるかもしれません。

■ これからの目標

配属された直後は先輩方の仕事ぶりを見て、私も近い将来、同じように作業できるのかどうか、正直不安でいっぱいでした。しかし、先輩方は日々の業務を通じて、優しく、時に厳しく私に向き合ってくださいます。ここから先は、自分自身の頑張り次第だと思っています。
与えられた仕事に対して、一つ一つきちんと責任感を持ち、多くのレギュラー番組を担当できるように頑張ります。

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筆者


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