ニュース

Freshman's Report 2019 Vol.5 「放送技術 地上波マスター」

2019.12.06 放送技術・写真技術

FreshmanReport2019_5.jpg

■ はじめに

いよいよ師走、今年も余すところあと3週間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
2019年新入社員リポート第5回目は、放送技術センター放送技術部・地上波マスターに配属となりました岸田亜実がお届けさせていただきます。
私はテレビの技術に携わりたいとNiTRoに入社し、現在は地上波マスターで日々安定運行に努めております。

■ 最近・・・

space_20.jpg 191205_01b.jpg
  配属されたらまず自己紹介シートがあらゆるところに貼られます!
   

マスターでは、新人の3か月間、基本的には一人の先輩が「先生」として、つきっきりで研修をしてくださいます。
研修の進み具合のチェックのために「研修チェックシート」というシートがあり、シフトなどの「基本的なこと」から、業務に関する「細かい知識」までを、この「研修チェックシート」に基づいて、一つ一つ丁寧に教えてもらえます。

私は先月に2つ目の研修が終わり、今月からは、ついに本格的に独り立ちとなりました!
まだ有事の対応に当たったことはないのですが、地震速報や緊急ニュース速報を入れる機会は何度かありました。そんな時は毎回緊張しながらボタンを押しています・・・。
また最近では、「日本シリーズ」や「ラグビーワールドカップ」など、延長処理があるイレギュラーな番組の放送も体験することができました。

■ 配属から今日まで
今年6月に配属が決定して、今日まで約半年間、本当にあっという間でした。
配属後3か月の研修期間は、最初は「長いな・・」と思っていたのですが、学ぶことが本当にたくさんあり、研修が終わり独り立ちした現在でも先輩方に助けていただいています・・・。
研修といえば、先日は日本民間放送連盟主催の「2019年度テレビ制作技術研修会」という4日間にわたる研修に参加させていただける機会もありました。これはテレビ制作技術の基礎と実践的知識の習得を目的とするもので、民放各局の制作の方のお話から、カメラや編集についての考え、最新の映像技術などを学ぶことができました。NiTRoでは、このような外部の研修にも参加させてもらえます!

研修で聞いた話では、他局さんでの中継車へのこだわりのお話や、IP化に関するお話など、大変興味深い内容が多く、改めてテレビの凄さを感じるとともに、自分が関わっている仕事には多くの人の想いや努力が詰まっているのだと再認識しました。

ちなみにマスター内にはさまざま精密機器があり、外から運ばれる土や埃などからそれらの機器を守るため、マスター勤務になるとマスター履きと呼ばれる「上履き」が必要になります。

191205_02.jpg 191205_04.jpg
会社に着くと外履きは靴箱に入れ・・・ この「マスター履き」に履き替えます

■ さいごに

私が、マスターに配属されてから一番に感じたことは、日々の仕事の責任の重さでした。
マスター内での、業務一つ一つが放送に直結しているため、自分に割り当てられた仕事を行う際に、少しでも怠ったり気を抜いたりしてしまったとき、それが放送事故につながってしまうかもしれません。
こういったことを常に念頭において、初心を忘れず日々の仕事に取り組んでいきたいと思います。

191205_03.jpg
筆者・・・マスター内は寒いので軽めの上着も必要です


arrow_l.jpg Freshman's Report2019 Vol.4 arrow_space.jpg Freshman's Report2019 Vol.6 arrow_r.jpg