REPORT 現場リポート

Freshman's Report 2024 Vol.2「制作技術センター 制作技術部」

2024.09.12
制作技術・報道技術

 

■ 初めまして!

2024年度 第2回Freshman’s Reportを担当いたします池上海です。
ドライブと絵を描くことが好きな静岡県出身の二十歳です。
私は、ラジオを聴くことが好きでメディアの専門学校へ進学しました。専門学校ではテレビ、ラジオ、アニメなどの音響について学び、そこでテレビの音声が面白いと思いNiTRoに入社しました。
現在は制作技術部の音声として主に中継の現場で働いています。
今回のレポートでは、入社してからのことや新人の音声はどんなことをしているのか、業務の中で思ったことや感じたことを伝えることができればと思います。

 

■ 入社してから現在まで

4~5月の新入社員全員での研修を終え、6月に希望していた制作技術部に配属され、1か月間制作技術部内での研修を経て7月に音声への配属が決まりました。音声に配属されてからはすぐ中継の現場に行かせてもらうようになり、あっという間に2か月が経ちました。どの現場でも学ぶことが多くあり、勉強の毎日です。 
 


報道の研修で実際にスタジオのセットに座りました

 


カメラの研修中

 

■ 中継音声のお仕事

NiTRoの音声は大きくスタジオ音声と中継・取材の音声に分けられ、私は中継・取材の音声に属しています。
中継・取材の音声は主に野球、サッカー、ボクシングなどスポーツの中継や音楽ライブなどイベントの中継。汐留、番町以外のスタジオや施設での収録などの業務を行っています。
私は中継の現場に行くことが多いので今回は中継の業務について紹介したいと思います。

皆さんは中継の音声と聞いてどんな仕事をしているかイメージできますか?
私は中継で音声が何をやっているのか、自分が何をやらなくてはならないのかを実際に行ってみるまでよくわかっていませんでした。
皆さんがよく目にするスポーツなどの中継には数多くのマイクが使われています。そこで使用するマイクや、マイクから中継車までつながっている大小さまざまなケーブルを準備しセッティング。またアナウンサーやレポーターの方が使うマイクの受け渡しや管理をしています。
特にマイクのセッティングはマイクの特性や状況によって大きく変わります。観客席に向けているマイクやプレーしている選手に向けているマイクなどは少し向きを変えるだけで取れる音が変わり、マイクの特性や扱い方などの奥深さを感じました。
また、音声は選手や出演者のとても近くで仕事をすることができることも魅力の一つだと思います。
ボクシング中継でコーナーのセコンドの横でガンマイクを振った時はどの観客よりも近くで試合の音を届けることができ、とても緊張しましたが音声の仕事をしていると実感することができました。
場所や天気によっては暑かったり、雨に打たれたりもして体力的にも精神的にも大変な時も多いですが、その分中継の音声はやり切った感を得ることができる仕事だと感じました。

今書いたことを私は完璧にできているわけではないですし、現場であたふたしていることも多いですが、少しずつできることを増やしていき、音声の魅力をより感じることができるように頑張っていこうと思っています。
 


ラグビー代表戦でのマイクチェックの様子

 

■ 最後に

音声に限らず、テレビのお仕事は大変で辛いことが多いですが、その分やりがいや達成感を得ることができます。また「見たことがない」、「行ったことがない」などの場所に行けるのも、この仕事の魅力だと思います。私はまだまだできないこと、わからないことだらけですが、一つひとつしっかり身につけていきたいと思います。
テレビの音声について詳しく知る機会はあまりないかもしれませんが、このレポートを読んでくださった皆さんが、音声のお仕事に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
 


休憩時間にミキサーを触らせてもらいました

 

 

 

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