REPORT 現場リポート

初めての海外出張! 0泊2日 in イギリス

2021.11.18
制作技術・報道技術

入社7年目、私の初めての海外出張は0泊2日のイギリス・スコットランドでした。
今回私は日本のTV局の代表取材団「JAPANPOOL」の取材VEとして、岸田総理に同行しました。


■なかなか決まらない外遊の日程
11月初めにイギリス・グラスゴーで開催される、「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)」に、岸田総理が出席するのでは?との情報が入りました。
しかし公式発表がなかなかされない中、もし総理が出席するなら、私自身が取材班に選ばれることもあり、ソワソワしながら決定を待ちます。
出発の一週間前にようやく総理の出席が確定し、急ピッチで出張準備に取り掛かりました。
機材の準備、機材リストや外務省に提出する書類の作成、外遊の勉強会出席などバタバタと日々が過ぎていきます。
そして出発前日に発表されたスケジュールを見たところ、なんと現地滞在時間はわずか7時間!
どうなる!?

■いざイギリスへ!
出発当日、午前6時に総理が政府専用機に乗り込み、羽田空港から離陸。
取材クルーも政府専用機に乗って同行します。
弾丸外遊取材のスタートです!

 


右が筆者


イギリスまで12時間のフライトは辛いかなと思っていましたが意外に快適でした!
政府専用機は機内食もおいしく、おやつも出て、眠れないなんてこともなく、日本時間の18時30分頃、イギリス・グラスゴー国際空港に到着。あっという間でした。
空港で総理の出発を見送り、すぐにバスに乗り、待機場所のホテルまで移動。
レンガ造りの建物や日本と違う信号機がバスの車窓から見え、「本当にイギリスに来たのだ」と実感しました。

 


ホテルに着いて、まずは帰国のためのPCR検査を2種類受けることに。
英語の検査キットに悪戦苦闘しながら検査終了。


■イギリスでの取材
まずはグラスゴーの街並みの撮影。
イギリスでは新型コロナの感染が再拡大していることもあり、現地の人とは密にならないよう気をつけてホテルの周辺で街並みの撮影をおこないました。



相棒のカメラマン


その後COP26の会議に出席した岸田総理がホテルに戻ってくるという情報が入り、「ぶら下がり」と呼ばれているインタビュー取材の準備をします。
この取材終了後の撤収時間は5分間。
バスに乗りグラスゴー国際空港へ直ぐに移動ということで、照明機材は必要最低限でコンパクトにまとめました。



COP26を終えた総理のコメントをテレビ取材しているのは、日本のクルーでは私達だけなので、ミスは絶対に許されません。
緊張感漂う中、無事取材は終了。
急いで機材撤収をしてバスに乗り込みグラスゴー国際空港へ向かいます。
岸田総理が帰りの政府専用機に乗り込むところを撮影し、今回のすべての取材が終了しました。


■弾丸取材を終えて
イギリス到着から出発まで8時間。
日本のプレス代表として取材をする緊張と、初めての海外取材のワクワクとを感じながらのバタバタな1日でしたが、今まで経験したことのないとても良い経験ができました!
最後に一言。
次回の海外出張は泊まりで行きたいです!


筆者

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