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Freshman's Report 2020 Vol.2 「中継・スタジオ技術部 報道カメラ」

2020.09.30 制作技術

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■ 自己紹介

初めまして! 2020年度新入社員の木村です。
第2回のFreshman's Reportは、報道技術センター中継・スタジオ技術部の私が担当させていただきます!

私は幼少期から、皆でひとつのものを作ることが好きでした。
そしてテレビの世界に憧れ、自分の撮影した映像を世界に届けたいという思いが強くなり、4月からNiTRoに入社することができました。
私たち新入社員はコロナ禍の中、約2か月間自宅でリモート研修を受けました。
各部署の先輩から業務内容を教わり、分からない所を質問することでその部署について理解することができました。
また同期のみんなとはグループワークやプレゼンテーションを行い、仲を深めました。
その後6月から今の配属先で働いています。ではまずは業務内容から紹介していきます。

■ 業務内容

現在、報道スタジオにてカメラマン研修を行っています。
主な担当番組は、Oha!4、news every.、news zero、更にスッキリやヒルナンデス!などの報道フロアから行うニュース番組です。
配属から約3か月経ちましたが、今は一部カメラを担当させていただいています。

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2名の先生が付いてくださり、カメラの操作手順や番組に沿った画作りのポイント、更に機材の仕組みについてなど、カメラマンになるための基礎知識を教えていただいています。

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今、特に力を入れている練習が「ドリー」です。
ドリーとは、カメラを縦横に移動させながら被写体に近づいたり遠ざかったりして撮影することです。臨場感や流動感を表現します。
苦戦しつつも、先生がご指導して下さるので、直すべき点が明確になり、練習に励むことができます。

 

 

 

 

 

 

 

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配属になり、私が一番驚いたのが「繊細さ」です。
1人のアナウンサーを撮影するだけでも、立ち位置がミリ単位違うだけで画の見え方が変わってしまうことを知りました。
「何となく」撮影するのではなく、「なぜその背景にするのか」「なぜそのサイズなのか」自分の撮影する画に理由を持つことが基本なので、自分の芯を持ったカメラマンになることを今の目標としています。

初めて自分の撮影した映像がオンエアされた時はとても緊張しました。
それでも全国の人に見ていただけていると思うと嬉しかったです。これから練習、経験を積み重ねて早くレギュラーの一員として働けるように頑張ります!

 

 

 

 

■ 1日のスケジュール(日勤の場合)

日勤時の1日の流れです。
生放送なので時間が押すことは無く、1か月ごとのシフト制なので予定を入れることができます。

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■ 現場の雰囲気

ほとんどの番組が生放送のため、本番中は緊張感があります。
「必ず時間通りに進めなければいけないこと」や「撮り直しができないこと」「直前に内容が変更されること」など大変な所が数多くあるため、番組に関わる全ての人のチームワークで成り立っていると感じます。
一方、普段はとても和やかな方が多いです。また先生以外の方もカメラマンとしての知識を教えて下さり、メリハリがあってとても楽しい現場です。

■ 今後の目標

私はドラマのカメラマンになりたいと思い入社しました。
新型コロナウイルスの影響もあり、自分が想像をしていなかった配属先でしたが、カメラマンとして沢山学べることがあり、刺激を受ける毎日です
先程も述べたように、報道スタジオは生放送なので、技術力はもちろんですが、精神力も鍛えられます。
今後は一人前の報道のカメラマンとして活躍できることを目指し、更にドラマのカメラマンになれる日が来るよう努力し続けます。

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筆者