ニュース

Freshman's Report 2019 Vol.1 「制作技術 音声」

2019.09.05 制作技術

FreshmanReport2019_1.jpg

■ はじめに

はじめまして!
本年度の新入社員は4月に入社し、同期の仲間達と日テレグループ合同研修やNiTRo現場研修を終え、6月からそれぞれの部署へと配属になりました。

毎年恒例の新入社員リポート。
2019年度第1回目は制作技術センター制作技術部音声に配属となりました、稲葉がお届けします。
音声配属ではありますが、現場を知るためカメラアシスタントとして業務に当たることもあります。そんな私からは、配属後の3ヶ月間で特に思い入れの強かった現場についてお伝えしようと思います。

 

■ 泥んこカメラアシスタントデビュー!?

space_20.jpg 190906_01.jpg

配属されてから初の正規メンバーとしてのカメラアシスタント業務。「初めての特番、しかも音楽番組の生中継!」と何日も前からワクワクしていました。

けれども実際目にしたのは大量のケーブルと広すぎる撮影現場天気はあいにくの雨模様。初めてだらけの中で「自分に何ができるのか?」を考えつつ、先輩についていくのだけで必死でした。

雨でドロドロになったケーブルをさばく自分はもちろん泥だらけ。それでもめげずに乗り切れたのは、私以上にボロボロになりながらも、いいものを創り届けようと真剣に向き合っている先輩方の存在でした。

思わぬカメラアシスタントデビューになりましたが、音声以外の先輩と接する大事なきっかけにもなりました。またテレビは1人の力でできているのではなく、みんなで創っていくものなのだと体感しました。この時の気持ちはいつまでも忘れません。

 

■ サブ大改造と初めてのピンマイク付け

190906_02.jpg space_20.jpg

各スタジオにはそれぞれ副調整室、通称"サブ"または"サブコン"と呼ばれる部屋があります。通常のサブはレギュラー番組を放送するためのセッティングになっていますが、特番などを放送する時には、その放送内容に合わせて使いやすいように改造をすることがあります。

左の写真は前日のサブの様子。この日、サブは選挙特番に向けての大改造を行なっていました。本番当日はほんとうに大勢の方がこの場所で各々の役目を全うしていました。
私の仕事は生放送での出演者さんへのピンマイク付けです。今までピンマイクの準備や、付ける練習はしてきましたが、ご本人に付けるのは初めて。いざ付けるとなると緊張で手が震えたりも...。
自分の付けたマイクで全国のテレビの前にいる視聴者へ声を届けている。感動と共に、大きな責任を実感した瞬間でした。

 

■ 最後に

中学生からの夢が叶い、私はテレビの音声マンとしての一歩を踏み出しました。
この夏は24時間テレビのマラソン中継にも関わらせていただきました。
今はまだ、フロア業務の基礎であるマイクのセッティングや機材の勉強の日々ですが、ゆくゆくは音楽番組のミキサーを目指しています。
苦しかったり辛いことこそ自分の糧にし、笑顔で仕事ができるよう精進していきます!

190906_03.jpg
筆者


arrow_l.jpg Freshman's Report2018 Vol.9 arrow_space.jpg Freshman's Report2019 Vol.2 arrow_r.jpg