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政治報道の取材では、取材場所のスペースやセキュリティなどの制約で取材クルーが限定される事があります。その場合に「代表取材」という方法をとる事があります。

	英国外務省での儀仗栄誉礼

代表取材はプール取材とも呼ばれますが、一部のカメラマンや記者が代表で取材をして、その内容や映像などをNHKや民放各社で共有するというものです。
安倍総理大臣が世界各地を外遊する時などに、日本から総理同行の取材班が結成されます。それが「JAPAN POOL」と呼ばれる日本代表取材チームです。

相手国との首脳会談、会見、視察etc.....、そのほとんどをJAPAN POOLで代表取材します。
今回私は、JAPAN POOLの一員として英国ロンドンに行きました。

ロンドン・ピカデリーサーカス	ロンドン・SOHO地区

総理大臣の超過密スケジュールに合わせての取材になるので、現場の取材班達は大忙しです。
時には、現地の英国外務省の方々、海外メディアのカメラマン達とのやりとりを求められたりもします。私は英語が全然できない分、必殺技であるボディーランゲージを得意とします！

そうして撮影した映像は速やかに日本へと送られ、政治ニュースとして放送されます。
決してミスの許されない現場の緊張感、歴史的な瞬間を近くで見られる喜びは、何にも代え難いものがあります。

次はどこの国に行って、どんな事をするのか。考え出すとワクワクします。
「日本を代表して取材をする」という感覚で仕事ができることも、「報道取材」の醍醐味のひとつなのです！

ビッグベン(国会議事堂の時計塔)	筆者