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NiTRoの得意技第2弾!歌番組の生放送

2014.02.21 制作技術

音楽特番ベストアーティスト2013

3時間半の生放送の中で

総勢32組のアーティストが45曲を歌う、

まさに音楽の祭典です。

昨年11月27日に放送されましたが、

見ていただけましたか?

私もカメラマンとして

何年も携わってきましたが、毎回緊張します。

その緊張が次第に楽しさに変わっていき、

それが自分の中で絶妙なバランスになると、

カメラをやっていて良かったと毎回思います。

その作業工程をご紹介します。

まずは事前の打ち合わせ。

カメラマンとSW(スイッチャー)

そしてディレクターが

一部屋に集まり、丸一日かけて行われます。

カメラマンは、事前にディレクターの割ったカット割りを

個々で整理し、意図を汲み取り

打ち合わせで確認、修正を図ります。

その後、会場に入り機材準備が始まります。

今回はカメラ9台+テクノクレーン2台の合計11台でした。

皆さんは何処にカメラがいるか分かりましたか?


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リハーサルの日は、

朝5時からセッティングを開始して、

空いた時間は各々台本整理をしながら

昼過ぎに始まるリハーサルに向けて準備です。

そして、制作・技術がステージ上で顔合わせをしてリハーサル開始です。

顔合わせと言ってもいつものメンバーなので和気あいあいと。

とは言えここからが大変です。

限られた時間の中で、カット割りを元に実際のアーティストの動きを見ながら

1曲ごとに確認、修正を本番日のOA直前まで(ほぼ1日半位)行います。

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そんな怒涛の中、

リハーサルも全て終り、台本の整理も完了!

後は生放送を待つだけだ!

と安心しちゃあいけません。

良い意味で生放送は何が起こるか分かりません。

例えば、

出演者が、リハーサル100%同じ動きをしてくれるとは限らないのです。

出演者の中には。本番にピークを持っていく為に、

リハーサルは8割位で行う人がいたり

本番になると、観客の歓声で

リハーサルにはなかった動きをしたり、

「ベストアーティスト最高!」みたいな・・・

確信犯的に歌詞を変えてたりとか。

そんなハプニングを、

いかに撮り逃さずに視聴者に届けられるか。

と言うのもカメラマンやSWの技量だったりします。

時には本番だけ「アドリブ」になる事もあります。

こうなったらNiTRoの腕の見せ所。

チームワークは抜群です。

今回も1アーティストが本番でアドリブになりました。

今回のベストアーティストも、

他に負けない素晴らしい番組として

皆様に届けられたと思っています。

来年も今年以上のクオリティーを届けられる様

NiTRoは日々進化していきます。


筆者
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