ニュース

カテゴリー

投稿者一覧

最新の記事

アーカイブ

アシスタントチーフとして臨む「ゴルフ中継」!

2018.10.25 制作技術

■ はじめに

私は昨年の4月に制作技術部に配属され、新人として様々な現場を必死で駆け回り、「初めてのゴルフ中継」と題して現場リポートを書かせて頂きました。そんな私にもついに今年から後輩ができました。カメラアシスタントの先輩として2年目となる「ゴルフ中継」の現場レポートをお届けします。

■ ゴルフ中継のセッティングって?

181026_01.jpg 181026_02.jpg

9月21日(金)から23日(日)の3日間、宮城県の利府ゴルフ倶楽部で行われた「ミヤギテレビ杯 ダンロップ 女子オープンゴルフトーナメント」で、ミヤギテレビさんと協力し1番ホール(1H)の生中継を行いました。皆さんご存知の通り、ゴルフは全部で18Hを回ってプレーします。1Hの中継と聞くと全コースの18分の1なので小規模に感じてしまいますが、ゴルフ場は広大でカメラから中継車までの距離も遠くなります。カメラや音声のケーブルは選手のプレーの妨げになったり、ギャラリーの方に迷惑が掛からないように慎重に引かなければなりませんので、セッティングだけでも一苦労です。

181026_03.jpg space_20.jpg

私は先発隊として技術スタッフ5人で本隊より1日早く現場入りし、ケーブルセッティングを行いました。
昨年は何も分からず、先輩方に一から色々教えて頂きながら業務を行っていた私が、今年は教える立場となり、ゴルフ中継の現場が初めての後輩とケーブルの引き方やロープの結び方など、ゴルフ中継には特有のやり方がある為、一つ一つ教え確認しながらセッティングを行いました。

翌日には本隊が到着し、残りのケーブルを引き、カメラのセッティングを行います。
今回の1H中継ではハンディカメラ3台に加え、倍率の高い大きい箱型レンズを装着できるスタンダードカメラ1台の計4台での中継です。
昨年はカメラの準備も先輩の指示のもと行っていましたが、今回はハンディカメラの割り振りを拙いながらも私が後輩に指示を出し作業を進めました。
カメラのセッティングを終え、中継車まで正しく映像が送られているか、インカムの声が届いているか、タリーがきちんと動作するかなどを確認する「カメラチェック」を行い、ようやく中継ができる準備が整います。

■ ゴルフの憩いの場

機材は4日間現場に留め置きのため、テントを立てて収納・管理します。今回の現場では雨も降っていたため、ブルーシートを上に張り、屋根を作ってスタッフ用のベースを確保しました。9月も下旬となり、現場は肌寒かったのですが、このスタッフベースで休憩時間に飲むコーヒーやスープ、お味噌汁が体を温めてくれました。

181026_05.jpg 181026_06.jpg

181026_04.jpg space_20.jpg


また、今回のゴルフ中継では昨年11月に初運用されたNiTRoの中型中継車「OB-ONE」での初ゴルフ中継でした。OB-ONEは前回まで1Hで使用していた中継車に比べて車体が大きいため、駐車するのも芝を傷付けないよう慎重かつ丁寧に行いました。







■ いよいよ本番!

181026_07.jpg 181026_08.jpg

ゴルフの本番当日はスタート時間が早いため、中継班は早朝4時頃から準備を開始します。
本番に向けて、まずはカメラの調整のためにグレースケールを各カメラで写し、中継車のVEさんに調整してもらいます。昨年私は撮る側ではなく、グレースケールを持つ側だったので、こういった些細なことで僅かながらも成長出来ているのかなと感じました。

本番中の私の業務はハンディカメラのケーブルをさばくことです。カメラマンのすぐ後ろについてケーブルをフォローする役目を「ファースト」、ケーブルの溜めからケーブル全体のフォローをする役目を「セカンド」と呼びます。
私は今回初めて「セカンド」を担当しました。
セカンドがケーブルを絡ませてしまうとカメラが移動できる範囲が極端に狭くなってしまい貴重な映像が撮影できなくなってしまうため、責任も大きいです。さらにファーストがケーブルをさばきやすいようにフォローもしなければならないため、緊張感を持ちながら本番に挑み、無事終えることができました。

■ さいごに

space_20.jpg 181026_09.jpg

今回、連日の雨で試合開始が3時間も遅れてしまうハプニングや、急遽10Hも撮影しなければならなくなり、短時間で何本もケーブルを引いたりと、天候の影響から様々な問題に素早く対応することが求められた中継でした。今後もアシスタントチーフとして、この経験を活かせるようにしたいです。

また今回は本番中にカメラマンとしてカメラのオペレートをする機会を貰いましたが本番中は手が震えるほど緊張し、全く納得できるものではありませんでした。自分の無力さを改めて感じた中継でもありました。
制作技術への配属から1年半が経ち、業務にも少しずつ慣れて来ましたが、まだまだ現場で学ぶことがたくさんありますし、後輩もでき責任も大きくなっています。これからも日々勉強、日々精進しカメラマンを目指して突き進みます!

181026_10.jpg
筆者