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Freshman's Report 2018 Vol.4 「制作技術・音声」

2018.10.09 制作技術

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■ はじめに
NiTRo Freshman's Report 2018 第4弾は制作技術部の西村がお送りいたします!
6月に制作技術部に配属され3ヶ月間、「映像」「音声」「調整」という3つの担務の研修を経た後、私は「音声」の配属となりました。今回はそんな私がテレビの音声の仕事についてリポートしていきます。

■ 音声業務 中継とENGの違い
私は音声に配属されてから「中継」と「ENG」の2つの業務を担当しています。「中継」では主に、サッカー、ゴルフ等のスポーツ中継に携わることが多いです。また「ENG」とは番組のロケや取材の業務のことを指します。
この2つの業務は一言に音声業務といっても異なる点が多々あります。

「中継」
中継業務では広い会場に一から何本ものマイクを設置したり、中継車のセッティングをしたりと準備だけでも多くの人数と時間を要します。
中継現場では様々な機材を使用しますが、その機材がどのように繋がって、どのような回線で音が流れていくのかを把握しなければなりません。その流れがわかりやすく図解されているセッティングプランというものが現場ごとに存在しており、私はいつもそのプランとにらめっこしながら機材をセットしています。

また中継現場では中継車と現場でやり取りするために、「連絡線」と呼ばれる機材をセットします。これがあることで広い会場でも中継車のミキサーさんと出先のスタッフが会話をしたり、現場のスタッフがオンエアの音を聞くことができるようになります。このように音声担当は、ただ音を録るだけではなく現場を円滑に進める手助けも行っているのです。

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中継現場の連絡線用機材 ゴルフ中継でワイヤレスマイクを振っている筆者

ゴルフ中継など固定のマイクだけでは音が録りきれない場合には、ガンマイクにワイヤレスの送信機をつけて、人力でマイクを振り、音を録りに行きます。ワイヤレス・ガンマンと呼ばれますが、これが見た目以上に大変なんです。
ガンマイクは狙っている音だけではなく、自分がマイクを握り替えたときに出る"グリップノイズ"や"自らの足音"も拾ってしまいます。そのためワイヤレス・ガンマンは自分の出す音にも十分注意しなくてはいけません。私が初めてワイヤレス・ガンマンをする際に先輩からいただいたアドバイスが「忍者になれ!」でした。忍者のように静かに素早く動くことを常に意識して業務に当たれという意味ですが、逆に慎重になりすぎてしまったのが反省点です。次に挑戦する際はもっと積極的に動いて音を狙っていきたいです。


「ENG」
ENG業務はロケ車やロケ地の都合もあり少人数で行われ、音声は一人だけで現場に行くことが多いです。機材の量は中継と比べるととても少なく、一人で扱いきれる量になっています。
現場では演者さんにピンマイクを素早くセットし、そのあとはガンマイクやミキサーのオペレートなどを全て一人でしなくてはなりません。私はまだ音声研修中のため、一人で現場に出たことはありませんが、演者さんにピンマイクを着けさせていただくのはとても緊張します。はじめてピンマイクを着けさせてもらったときはガチガチに緊張してしまいすごく時間がかかってしまいました。先輩方はとてもスムーズにピンマイクを着けられていますので、私ももっと練習が必要だと痛感しました。

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ENG業務で主に使用する機材 ピンマイクを付ける練習をしている様子

■ さいごに
制作技術部に配属され4ヶ月、音声に配属され1ヶ月が経ちました。高校生の時からこの業界を志していた私としては憧れの業界で働けていることに嬉しさを感じながら日々の業務にあたっています。また、音声業務を通して、今まで何気なく聞いていたテレビの音声の重要さ、奥深さを感じています。
日々学ぶことだらけで一人前の技術者になるのにまだまだ時間はかかると思いますが、一歩一歩成長していきたいと思います。

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筆者


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