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ニューヨークカメラマン日記 Vol.11

2018.06.08 制作技術

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■ 金正恩委員長の側近が訪米!!

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NY時間の5月30日、金正恩党委員長の右腕として北朝鮮の外交を取り仕切る金英哲統一戦線部長が訪米。突如として眠れない張り込みの日々が始まりました。

金部長が「いつ出てきてどこに行くのか」「誰と会うのか」「なにをしゃべるのか」などがまったく分からない状況のため、宿泊先となったホテルに日本や韓国メディアが張り込みをします。このホテルの近くには国連北朝鮮代表部もあるので、多くの関係者が出入りしていました。
トランプ米大統領が「6月12日にシンガポールで開催される予定の米朝首脳会談を中止する」と発表していたタイミングでの訪米ということもあり、北朝鮮やアメリカの反応がとても重要でした。

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  ワシントン支局からの応援クルー

東京本社とは違い、海外支局では少人数での対応のため、ホテルの張り込み時間が長くなっても耐えるのみ。雨は降るは寒いやらで、とてもつらい時間が流れました。

NYでは取材だけではなく、日本への中継もたくさんあります。この時期の日本とNYの時差は13時間。そのため日本では夜に放送されているNEWS ZEROの中継が現地では午前10時頃、また朝ニュースの中継が午後5時頃、昼ニュースの中継が午後10時30分頃と、時差と戦いつつ、ひとつひとつ仕事をこなしていきます。
そんな中、ワシントン支局から応援に来てもらい、とても助かりました。

■ ポンペオ国務長官と金英哲統一戦線部長の会談

翌31日も寒く雨が降る中、会談が行われる会場での張り込みを開始。この日はアメリカのポンペオ国務長官と金英哲統一戦線部長の会談が予定されています。当初は「午前と午後に会談が予定されていたので、当分の間外には出てこないだろう・・」と安心していた所、車に動きがあり、予定よりも早く金部長が出てきました。
その後にポンペオ国務長官も出てきたので「もう会談終わり?」と拍子抜けの印象でした。

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しかし金英哲部長は翌日に金正恩委員長の親書を持ってワシントンDCのホワイトハウスに行き、トランプ大統領と会う予定と・・・まさかの事態でした。
それならなんで最初からワシントンDCに行かないんだ・・・

■ ワシントンDC日帰り出張

月が明けて6月1日も酔っ払いが騒ぐ、早朝の真っ暗な時間帯からホテル前で張り込み・・。この2日間はろくに睡眠はとれずにフラフラな状態。

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朝7時ころ、やっとホテルから金部長が出てきたため、急いで私たちもワシントンDCへ移動しました。しかし空港に行くと、NYの天候が悪く飛行機が大遅延。会談に間に合うだろうか・・・。

飛行時間1時間半ほどでワシントンDC郊外のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港に着き、急いでホワイトハウスに向かうとまだ各社カメラを構えて待っている様子。私がカメラを構えて10分後に金部長を乗せた車列が到着。日ごろの行いが良いからと思うほどラッキーな出来事でした。

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トランプ大統領との会談を終えた金部長らの車列がホワイトハウスから出ると、「NYに戻っているらしい」との情報が入りました。急いでワシントンDCからNYに戻ることに。
また張り込みが始まりました。

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金部長は翌6月2日に帰国の途に着きました。
NY到着から出発まで追いかけた激動の4日間がやっと終わりました。
6月12日にはシンガポールで史上初の米朝会談が行われることになり、時代が大きく動き始めたことを体で感じた激動の4日間でした。


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