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平昌オリンピックではSNG運用もおこなっています!!!

2018.02.13 制作技術

先週末開幕した4年に一度の冬のスポーツの祭典「平昌オリンピック」。
メダルラッシュで日本でも盛り上がっていることと思います。

オリンピック中継では実際に行われている競技の生中継だけでなく、情報番組やニュース番組におけるキャスター、アナウンサーによるリポート中継も行われます。
これらの番組ではIBC内にある特設スタジオからはもちろん、競技会場やオリンピックパーク、競技会場の多くを見渡せる街中のポイント、またオリンピックを迎える平昌の市街地など、あらゆるポイントからリポート中継をしています。
今回日本テレビでは韓国政府から許可をいただき、マイクロ電波だけなく、報道の現場でよく使用するSNG回線(衛星)を使用する中継ができるようになりました。
しかしSNG中継車を日本から韓国まで持ち込むわけにはいきません。そこで今回は「現場で組み立てて、衛星電波を出すことのできる」可搬SNG装置(通称:NTV-MSAT)を韓国に持ち込みました。運搬する際はケース3個に収納することができ、非常にコンパクト!!!
この装置によって、国内外での有事の際にも中継車が持ち込めないような場所で中継を行うことが可能なのです。

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小型SNG装置(MSAT) SNG装置収納時

最近はインターネット回線を使用した簡易的な中継も多くなってきましたが、世界各国の人々が多く集まるオリンピックのようなイベントでは、みんなが一度にネットを使用すると回線のスピードが遅くなってしまい、中継映像が止まってしまったりすることが考えられます。

日本テレビでは箱根駅伝や野球、サッカーなどのスポーツ中継の多くで使用している「マイクロ電波」が繋がらなかったり、オリンピックのように観客やスタッフが多く集まってネット回線が使用されたりするような場所では、MSATによる中継を行うことになりました。

最初のSNG中継となったのは「ZIP!」。
中継場所は開閉会式が行われる平昌オリンピックスタジアムを望むことができる街中のビルの屋上です。吹き抜ける風が非常に強い氷点下の極寒の中で機材をセットし、衛星電波を出す方向を探します。

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衛星電波を出す方向を探る筆者 中継現場の様子

中継では、MSATから赤道上空にある静止衛星に向けて、カメラ映像やリポーターの音声を衛星の電波にして送信し、その静止衛星を経由して、日本テレビ本社で受信して放送に繋げます。
最初のSNG中継は無事に終了。この日は平昌オリンピックの開会式当日ということもありこの場所から中継。また「ZIP!」「スッキリ」「NNNストレイトニュース」では開会式を控える平昌の様子を、さらに「NEWS ZERO」では、メインキャスターである荒川静香さん、スペシャルキャスターの櫻井翔さんが開会式の様子をお伝えしました。

開会式当日は、ここ数日の中では一番暖かかったのですが、それでも日中に0℃を少し超えたくらい。南国・鹿児島出身の私としてはやはり平昌は寒い!!!!
ただ外からではありますが、オリンピックの開会式を生で見ることができたのは貴重な経験です。
2年後の2020年、東京はどんなオリンピックになるのでしょうか。楽しみになってきました。

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オリンピックスタジアムを背にリポートする山本アナウンサー 中継ポイントからの開会式の様子

平昌オリンピックはまだ開幕したばかり。今後もどんどん現場に出向いて、平昌オリンピックの盛り上がりを余すことなくお伝えします。