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県民による県民のための青森県民駅伝に参加!

2017.09.29 制作技術

青山学院大学の総合3連覇で幕を閉じた第93回箱根駅伝。
あの日からちょうど8ヶ月後の9月3日、「第25回青森県民駅伝競走大会」、通称青森県民駅伝が開催されました。


■ 青森県民駅伝とは

青森県民駅伝とはその名の通り、青森県の全市町村対抗による駅伝競走ですが、その注目度は高く、地元青森では例年20%近くの視聴率をたたき出しています。
NiTRoのスタッフもRAB青森放送の応援として、1993年の第1回大会より参加しています。

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スタート地点にスタンバイする 1号車

今年は天気にも恵まれ、スタート会場である観光物産館 "アスパム"には、青森県の40の市町村から老若男女320人の選手が集まりました。今回は25回という節目の年で、会場はスタートを待つランナーで熱気に溢れていました。
下は中学生から上は何と60歳のランナーまでが、1チーム8人で全コース33.8㎞のタスキを繋ぎます。
正午にレーススタートの号砲が鳴り、ランナーは一斉にコースに飛び出して行きました。


■ 107号中継車はロードレース仕様!

トップの選手に伴走して撮影をする1号車には日本テレビの107号車と呼ばれるロードレースに特化した中継車を使用します。
この中継車にはリモコンで操作するカメラが中継車後方の上と下に2台付いていますが、上のカメラでは主にレース全体を見せる広い画を撮影し、もう一つの下のカメラでは主に選手の表情など、「寄りの画」を撮影します。下のカメラは上下に約1m20cm可動させることができ、選手を先導する白バイなどの被りをかわしたい時や、映像効果を演出する時などに使用します。


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今回の青森県民駅伝は約2時間、カメラ席という個室に籠ってカメラオペレートをしますが、その間はトイレには行けません。
さらに箱根駅伝では片道は約6時間にもなります。
初めてカメラを担当した時はトイレが不安でしたが、いざレースが始まってみると緊張感とオペレートに夢中になり、そのような心配は全くありませんでした。

レース中は目の前の選手を撮っているだけではありません。オンエアの音を聞きながらカメラをコメントに合わせたり、本社にいるディレクターや1号車に乗っているディレクター、スィッチャーの指示を聞きながらのオペレートになります。さらに撮影しながらドライバーに中継車の動き、たとえば「白バイに被ったから歩道寄りに行ってー!」「センター車線側に行ってー!」などの指示を出します。
このように車内では5つの指示系統を聞き分けながら、その時に必要な画を撮りに行っているのです。


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下カメラ席 カメラ席内部

■ つがる路を激走!

さて今回のレースはというと、デッドヒートの中、沿道の声援を受け、むつ市が4年ぶり9回目の総合優勝を飾り、歓喜に沸いた第25回大会も無事終了しました。

選手が落としたタスキを沿道のおばちゃんが拾ってあげたり、繰り上げスタートの時間になったにも関わらず、前の選手を待って1分30秒遅れで繰り上げのピストルを鳴らしたりと、毎回心温まるエピソードが生まれる青森県民駅伝。

箱根駅伝も青森県民駅伝も戦う舞台は違っても、チーム、故郷のために皆が一つになり襷を繋ぎ、ゴールを目指すことには何ら変わりありません。
選手の笑顔、涙、苦しさ、喜びを誰よりも近くで肌で感じ、その感じたことを映像で表現する。

一度担当したら間違いなくやめられなくなるのが移動車カメラマンかもしれません!

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第一中継所を通過する選手と1号車 無事レースを終えて...

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筆者