FLOW 番組ができるまで

編集

・オフライン編集
撮影された素材をもとに、ディレクターと話し合い、番組を作っていく作業です。
ただ映像をつなぐだけでなく、与えられた収録素材で、視聴者にとってより魅力的でわかりやすい作品に仕上げていくということが要求されるため、構成力やテンポ感が必要とされます。
現在の主流はAvidやAbode Premiere Proに代表されるノンリニア編集で、じっくりと時間をかけ試行錯誤を繰り返し番組を作り上げていきます。

・オンライン編集
オフライン編集でつないだ映像に、色調整・テロップやエフェクトの合成などを施し、
映像だけでは伝わりきらない補足説明や情報、または盛り上げ効果などを装飾していく作業です。
編集知識も必要ですが 色彩力やデザイン力など、美的センスも問われる仕事です。

MA（マルチ・オーディオ）

オンライン編集が完了した後、最後に行う音声の仕上げ作業です。
視聴者に心地よい音声が伝わるように、素材の音ノイズ除去やレベル補正といった整音作業を行い、
それに音楽や効果音を付加した後、ナレーション収録を行います。
これらすべての音を、ミキサーの個性を活かしてミキシングして、映像にマッチしたよりダイナミックな作品に仕上げます。

メディアダビング・ファイル変換

放送で使用する業務用のテープやメディア、海外放送から家庭用ビデオカメラの素材まで、ありとあらゆる素材のダビングをする作業です。
パソコン等で使用される各種動画ファイルや、スマホで撮影された動画、海外から送られてきた動画などを放送に適した形式に変換することをはじめ、様々なファイル形式の相互変換を行なっています。
機材やフォーマットは日々進化しているので最新の技術的知識が必要です。

CG

番組内で使用されるイメージ画像（2D、3D、実写合成など）を制作する仕事です。
番組タイトルやCM、ニュース用解説画像、CGアニメーションなどを制作しています。
また、サッカー・ゴルフ・野球などスポーツ中継で選手のプロフィールや成績を表示するスポーツコーダーの運用と番組収録やスポーツ生中継でのバーチャル演出のシステム運用とオペレーションも行っています。
技術的なハードやソフトの知識のほかにも、創造力や発想力、デザインセンスが必要とされます。