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社員対談

社員対談 制作技術

気持ちで撮れ!

鳴海
人事の人から「新コーナーのトップバッターは鳴海ね!」って言われたんですけど、やっぱり水谷さんと向かい合っちゃうと何から話していいか…とにかく今日はよろしくお願いします。
…あの、カメラという仕事をするにあたっての心構えってありますか?
水谷
いきなりだねぇ。
まぁよく言われるのは「気持ちで撮れ」ということだね。
例えばズームインするとき、ただ撮ると「気持ちがこもっていない」と言われる。最初はそれってどういうことなんだろう、と思っていたけれど後から見てみると確かに違う。
食べ物をいかに「おいしそう!」と思わせられるように撮れるか、感動的な場面をいかに感情移入して切り取れるか、が大切だと思うよ。
テレビで見ていて感動するような場面とかは、気持ちを込めて撮っているから伝わるんじゃないかな。
今はどんなことに力を入れてるの?
鳴海
最近はチーフアシスタントとして現場に出ることが多くて、アシスタントへの仕事の割り振りだとかカメラさんとの打合せだとか、中間にいる立場なのでコミュニケーションを積極的に行うことに力を入れています。
水谷
すごく大切な事だよね。それを続けていくことで余裕が生まれたり周りが見えるようになったりするし。
鳴海の場合はすごく真面目なので、一つのことに集中しちゃうと周りが見えないことがあるから、もっともっと視野を広げていくように心がけていくといいと思うよ。
カメラを担いでいる人よりも、アシスタントの方が全体を見られるはずなのに、カメラさんの方がしっかりと周りを見られていることがあったりするでしょ?
鳴海
そうですね。確かに自分のことに熱中してしまって、カメラさんに「もっと周りを見ろ」とか「他のアシスタントにちゃんと指示をしろ」と言われることもあるので、そこまでになれるように頑張りたいですね。

真っ白にして一から学べ

水谷
そもそも鳴海はどうしてこの仕事を選んだの?
鳴海
自分はもともと音楽のプロモーションビデオや映画が好きで、かっこいいなぁ、作ってみたいなぁという思いがありました。学部は文系よりは工学系かなということで工学部に進学したんですが、直接仕事に役に立ったことっていうのはあまりありませんでしたね…。入社してから全部一から覚えました。
水谷
専門学校からうちの会社に入る人もたくさんいるけど、それでも現場に出て対応できる力があるかといえば、そういうわけでもないよね。
だから鳴海のように一度すべて真っ白にして一から学ぶ方がいいと思う。
重要なのは純粋にこの仕事をやりたい!という気持ちがあるかだからね。僕が一緒に働きたいのはそういう後輩だね。

気持ちを前面に出せ

鳴海
水谷さんもアシスタントの時代があったと思うんですが、どんな気持ちで仕事をして、何がキッカケでカメラデビューできたんですか?
水谷
僕は入社してからは、とにかくカメラをやりたいということしか考えていなかったなぁ。そういう気持ちを前面に出していかないと、先輩たちには認められないからね。ひたすらロケや中継のアシスタントをして、4年目にカメラとして一本立ちさせてもらったよ。
今レギュラーでやらせていただいているイッテQは、チーフアシスタントをやっていたときに来た仕事。「24時間で何ヶ国回れるか」という企画で、ディレクターさんが回すカメラのサブとして一緒に海外へ行ったら…ロケ先でカメラが1台壊れてしまって…。それで残った1台のカメラを、ディレクターさんが僕に任せてくれて。その時の結果が出たから今の仕事につながってるんだと思う。
鳴海
自分も同じようなことがありました。去年、西武ライオンズの宮崎キャンプへ取材に行ったときのことなんですが、カメラの先輩が怪我をしてしまって。
ちょうどその日はバレンタインのイベントがあって、朝一で撮影しなければならないということで急遽自分がカメラで取材することになったんです。
その日のスポーツニュースを見たら、菊池雄星選手がファンからチョコレートをもらうワンカットだけ使われてて、それがすごくうれしかったです。だけどその後交代で到着した先輩が撮影した映像とは全然質が違って…。今までカメラの練習をたくさんしてきたつもりだけど全然違ってました。実際放送されるものを撮影するのと、練習で触っているのでは違うということを強く感じました。
水谷
そういう突然訪れるチャンスにいかに対応できるかが、カメラに一歩近づけるかっていうことに大きく影響してくるから。それに加えて「やりたい」という気持ちはもちろん大事。それをしっかり先輩達に見せてゆく。さらにそれを見せるには行動も伴ってなくちゃいけない。
普段から練習するのは当然だけど、その成果は出さないといけない。鳴海も言ってたけど現場に出るとそれは大変。だけど失敗したでは終われないのが現場なんだよね。責任がついてくるから。
なんとか番組を成立させないといけない。その責任感を持つのは急には出来ないので普段からそういう意識を持って仕事に臨んでほしいと僕は思う。
先輩と一緒にいると、自分の責任っていうのはあまり大きくないけれど、自分がその現場の責任者であるつもりでやってくことで責任感が養われていくと思うよ。

NiTRoでよかった

鳴海
水谷さんは「NiTRoで仕事しててよかったー!」ってどんなことですか?…ありますよね?(笑)
水谷
NiTRoっていろんなジャンルの仕事があるよね。
だから僕も8年間やってきて結構いろんな仕事はしてきたけれど、まだ全体の半分もやってないんじゃないかな?NiTRoにはまだまだやっていないこと、やりたいことがあるから常に新しい目標が生まれてくるのでこの会社にいてよかったと思う。
鳴海
そうですね。ロケだけじゃなくて中継もスタジオもありますし、ロケが続いても全然違うジャンルの番組だったり。次から次へやることは増えていくので大変は大変ですけど、自分の引き出しは増えていくので飽きることはないですね。
3年目なので水谷さん以上にまだまだたくさんやること、やってない仕事があります。
「そんなことできるんですか!」ということもたくさんあるし、機材も色々あって「こんな使い方もできるんだ!」とか学ぶことも日々あります。
後輩が僕と違うジャンルの仕事についていて、こういうことやったんですよ、って話を聞いて詳しく教えてもらったりとか、先輩後輩関係なくそういう話をするのでそんな雰囲気もいいなぁと思います。
つい最近も機材庫で3Dカメラのデモをやっていると、次々にみんな集まってきたり。そういうのにすごく参加しやすい雰囲気があります。
ついでに言うと、この会社の人はみんなこの仕事が好きなんだなぁ、と思います。

夢を叶えるために

鳴海
これからの目標は、水谷さんのようにロケのワンカメ撮影も、スタジオのマルチカメラ撮影(複数のカメラで一つの番組を同時に撮影する)もできるようになることです。
あとは世界を飛び回りたいというのもあります。 取材でアフリカに行ったのが初めての海外だったんです。
南アフリカを電車で横断するドキュメンタリーで、英語もまともに話せない中、知らない土地で手持ちの機材だけでやらなければならないのは大変でしたが、日本とは違う楽しさがたくさんありました。日本にも知らない世界はあるけど、海外にはもっといっぱいあって…。マサイ族に会いに行ったりと、全然知らない世界や言語と出会うことができました。放送されたものを見ると、そのときカメラの後ろで自分が何をしてたかってのがすべて思い出せるぐらい印象的な仕事でした。それをいつか自分がカメラとして現場に出たいと思います。
水谷
特に海外の仕事っていうのは普段から信頼を得ないと任せてもらえない。向こうにいったら人も機材も制約があるし、安全ではないこともある。だから今のうちに色々経験をして自信をつけていけばいいと思うよ。
今できないことがあったら、それを変えていこう、とか自分の見方を変えてみよう、とかを少しでもいいからずっと思っているとある日変わる…というより気がついたら変わってるというのが僕の実感。
自分もまだまだ目標もあるし、それに向けてまだ解決しなければならないことはあるけれど、それも積み重ねで乗り越えていけるかな、と思ってるよ。


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