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カラーグレーディングやっています!

2018.04.03 ポスプロ技術

春の日差しが心地よくなって来ました。私もあっという間に入社3年目に突入です!
私は、昨年の4月1日付でポスプロ技術部、そのなかでも入社当時から志望していた4K対応ポスプロである「NiTRo SHIBUYA」に配属されました。
それから1年、どんなことをしてきたのかをリポートします!

 

■4K対応ポスプロでの日々
NiTRo SHIBUYAに配属されてからは、まず初めに「ラボの業務」を覚えました。ラボの業務とは、編集室・MA室で作業する映像音声素材のHDデジタイズ・変換・DVD化などですが、それに加えNiTRo SHIBUYAならではの、4K・8Kなどの高解像度ファイルを用いた番組編集に関する業務があります。ラボでは素材の使用目的によって様々な機材やソフトを使い分ける必要があるので、覚えることが多く、最初のうちは勤務が終わるとぐったりしていたのを覚えています・・・。
今でも度々、分からないことがあると先輩に教えていただきますが、先輩方の引き出しの多さには驚かされる日々です。自分も早く、人に教えられるくらいまで知識量を増やしたいものです。

 

■カラーグレーディングがやりたかった!
そんな中、私が一番興味を持っていたのが「カラーグレーディング」。
NiTRo SHIBUYAへの配属を希望していた理由の一つが、グレーディングができる環境があったからです。
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グレーディングを簡単に説明すると、「映像の色をコントロールして思い通りの世界観を創る」ということです。グレーディングとは本来は映画編集での色合わせの工程を指す言葉でしたが、近年では映画だけでなく、CM・ミュージックビデオ・TV番組でも使われるようになってきました。
このグレーディングという作業、わたしは非常に面白いと思っています。というのも、様々な映像作品によって、それぞれ求められるルック(見た目)が違うこと。そして、彩度・色相・輝度のバランスを変えることで様々なルックや世界観を自在に作ることができるからです。

みなさんも、スマホで撮った写真の色味を加工したことがあるのではないでしょうか? それによって写真の印象が変わったと思います。グレーディングも同じで、ほんの少し色をいじるだけでガラリと印象が変わるのです。そこが面白くも難しくもあります。

 

■念願のカラーグレーディングができました!
さて、私は昨年末ごろから、ある10分番組のグレーディングをやらせていただけるようになりました。
撮影された素材は、同じシーンなのにカットによって明るさがバラバラ。同じ風景のはずなのに、カメラが違うだけで木々の緑色が全く違うように見える。それらの明るさや色を整えていく作業は、意外と大変です。
 「ここの紅葉はもっと赤くした方が綺麗に見えるのではないか
 「黒を締めたらもう少しくっきりとした印象になるな
 「窓の外だけ明るいから、そこだけ明るさを落として室内とのギャップが
  少なくなるようにしよう
」・・・
そんなことを考えながら作業しています。

カットの中の場所がどんな色をしているか、それは実際にそこへ行ったことがないとわかりませんが、なるべくきれいに、違和感なく見ることができるよう心がけています。
作業が一通り終了して番組ディレクターにお見せする前には、自分がグレーディングしたものを先輩にチェックしてもらいますが、必ずどこかしら直されるところがあり、なかなか一発オーケーとはいきません・・・。頑張ります!

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カラーグレーディングに使用する機材(DaVinci Resolve)

 

■最後に
これまでラボでの作業はもちろん、ドラマのデータ変換作業、ミュージカル映像で演出的に見せたくない箇所を映像加工で消す「バレ消し」作業など、様々な業務を担当してきましたが、ここ最近は、少しずつですがグレーディングに触れる機会が増えてきたので嬉しいです。
映像の色をコントロールして、思い通りの世界観を作れるところが魅力的ですし、自分が知らないテクニックを勉強してもっといろいろ試してみたくなります。

単に見栄えを良くするだけではなく、演出者の意図を映像に反映させるための大事な作業であるカラーグレーディング。なにが正解というのはありません。これからも試行錯誤して、技術の向上に加え、自分らしい世界観を追求していきたいと思います。

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筆者