今年の24時間テレビの目玉企画『キリマンジャロ登頂』を成功させるべく、7/15~7/27のスケジュールでNiTRoスタッフ6名がマイクロテストを行いました。
山頂からの生放送を成功させるために精鋭部隊が奮闘しています。
カメラやミキサー・調整以外にこんなテスト・チェックを行い中継番組が放送されています。現場からの奮闘振りが伝わると思いますので是非、読んでみてください。
■キリマンジャロ通信1号
7月16日(土)1日目
わらわれキリマンジャロ企画のマイクロテストチームは、日本からの長旅を終え全員無事にタンザニアに入国しました。
日本から20時間の行程だと思い込んでおりましたが、どうやら計算間違いをしていたようで、ドバイで6時間、ダラエスサラームで2時間のトランジットを経てキリマンジャロ空港に着いたときには、日本から28時間が経過していました。
そこから更にバスで1時間、やっと目的地のモシ市に到着したのは、現地時間の21:00でした。
みんな流石に疲れきっており、早くホテルにチェックインしようとしましたが二人部屋の予定で部屋に行ってみると各部屋、ベットが一つしかなく悪い冗談にみんな笑うに笑えない顔をしていました。
結局、一人一部屋に変更になりましたが、部屋はお湯が出ない、水が溢れて部屋に侵入する、テレビは1chネルしか映らない、インターネットは繋がらない。など、実にタンザニアらしい普通のホテルでした。
7月17日(日)2日目
朝から機材のチェックとパッキング、山登りの装備の準備、打合せと充実した一日を過ごしました。
若手も積極的に機材の取り扱いをマスターして前向きに参加していました。良いことです!
一緒に登るイギリス人や南ア人とも打ち解けて、仲良くやっています。イギリスからの機材が一つロストして、到着していない事を除けば、ほぼ順調です。
こちらの気候はカラッとしており、気温も20度を超えるくらいで快適です。今日は、晴れていて汗ばむ感じでしたが酷暑の日本に比べたら比較にならないほど過ごしやすいです。
ただ、電力事情は、かなり悪化しており毎日停電があります。
今日も日中、数時間にわたって停電状態で発電機が無いと、とても生活出来ません。
本番では、完全に発電機運用が出来るよう既に大型の発電機を手配済みです。いよいよ明日から登山に入ります。
全員が無事に行けますように・・・
■キリマンジャロ通信2号
7月18日(月)登山1日目
本日より登山開始。ディレイトしていたイギリスからの機材も昨晩、無事到着し、みんな揃って出発です。
スタート地点のマラングゲート(1847m)より、ジャングルの中をひたすら歩きます。機材や山用品を荷揚げするポーターは80人近くいて、相当の大所帯です。
ポーターは、一人15kg~20kg近い荷物を頭に載せて、すいすい自分のペースで登って行きます。本当にすごい体力です。
天候は、曇っていて登山するには丁度良い気候です。4時間余りかけて最初の山小屋マンダラハット(2709m)に到着。
1日に1000m近く標高を上げました。チベットなどでは、1日500m程度しか上げないので山小屋の設定にそもそも無理があるそうです。夕食は、温かいスープにパスタ・ジャガイモなど思ったより、ちゃんとした物が食べられ、みんな満足でした。
体調は、みんな良好で夕食後には、男同士で満天の星空を楽しみました。もちろん南十字星もよく見えました。
明かりが無いので夜は早めの消灯、21時前には、みんなグッスリです。残念ながらここの山小屋では、携帯が入らずメールを送る事が出来ませんでした。
7月19日(火)登山2日目
夜半過ぎから雨が降り出し朝方まで雨でした。朝食をとって出発しましたが、小雨まじりの嫌な天気です。
1時間ほどで森林限界に達して周囲には木が無くなり、背の低い植物ばかりとなりました。更に1時間ほど進むと雲の上に出て太陽も見え急に暖かくなりました。標高も高いのであっという間に日焼けしそうです。
間もなくマウェンジ峰が目の前に見えてきて、その先に雪を頂いたキリマンジャロが見えてきました。トップシーズンという事で毎日70人ほどの人が登頂しているため、道すがらすれ違う人も日本の山並みに多いです。山小屋も常に満員状態でした。
ひたすら歩き続け6時間ほど歩いたところで、本日の山小屋ホロンボハット(3720m)に到着。
今日も標高を1000m上げ、流石にこれだけ歩くと疲労が顔に出てしまいましたが、まだまだ皆元気です。
到着後、機材をチェックしたら発電機の一つが起動出来ないアクシデントがありました。多分、直らないでしょう・・・ポーターが落としたかも知れません。まあ、テストなので出来る事を出来るようにやるだけです。
今日も夕食では、温かいスープが出て一杯のスープで幸せを味わいました。そして、夜空は溢れんばかりの星空で、みんな普段では興味を示さない星空に癒されて早めに就寝です。東京では、考えられないような健康的な生活をしています。娯楽が無いのが若者にはちょっと辛いようですが、西洋人の若い女性とすれ違うと、にわかに元気な挨拶をして多少なりとも元気を注入しているようでした。
明日は、高度順応でここから更に高度を上げトレーニングをしてからまた、この小屋へ戻ってきます。
マイクロテストを行うには、まだまだ時間がかかります・・・
■キリマンジャロ通信3号
7月20日(水)登山3日目
本日は、高度順応で山頂への道を外れ全員でマドンナ中間点を目指します。3時間ほどの道のりで、標高4200mの中間点マドンナポイントに到着です。快晴の空の下、キリマンジャロが目の前にそびえ、それは圧巻な光景です。しかし登頂隊は、最後の急斜面を見て少し尻込みをしていました。
マドンナチームは、明日からのマイクロテストに備えセッティングを行いました。この高度になると少し動いただけでも息切れがし、一つ一つの作業に時間がかかるようになりました。
登頂チームは、まだまだ余裕でポーターにスワヒリ語を習ったりコミュニケーションをとって楽しんでいました。我々中間点(マドンナ)チームも元気ですが若干、年のせいか息がハアハアいっています。イギリス人二人は、山に登った事が無い割には元気で南ア人に至っては、この高度でも美味しそうにタバコを吸っていました。
午後に麓のモシの町のセッティングが終わったと連絡を受け初めてモシの町に向かってマイクロテストを行いました。モシ側が0.9mのパラボラを用意してくれたおかげで、こちらからは、100mwの出力で十分な回線マージンを確保できました。最初のテストとしては、良好です。
登頂隊は、テスト後に我々と別れを告げ、昨日と同じホロンボハットに戻りました。マドンナチームは、今日はここで、キャンプです。日が暮れると急激に寒さが増し風も吹き始めダウンジャケットを着た状態で寝袋に入っています。多分0度近くまで下がっていると思われます。
携帯の電波もついにしょぼしょぼになり、まともに繋がりません。
風の吹き荒れる凍えるテントの中でこのメールを打っています。
いよいよ、明日から登頂隊が登りながら途中で波を出しながらマイクロテストを始めます。なんとも長い道のりです・・・つづく